2014年8月12日火曜日

屍姫 最終回

いやはや、感動して半泣きになりそうだった。


七星北斗を倒した後、瀕死の狭間が、北斗の未練と執着が別の物だったと驚いているところ、マキナが、「彼女が宿縁や本当に望んでいた事それは誰にもわからない」と言う所ん、ぐっと来る。
そして、狭間の望みを叶える優しさ(?)もよかった。
しかし、全ての未練を最終的にほぼ自力で(屍姫になる為の人間との縁のリンクなどは必須条件なので)、成し遂げたためにマキナの「生の終わり」は近づいている。

黒白の最期はあるいみ相応しい。
あれだけ暴れて、登場的存在にぶちのめされ、
あとは、今までのダメージで息絶えるだけと想ったが、赤紗の手で殺される。
黒白は赤紗の思い・願いをもてあそんだ罪もあるから、最終的に赤紗の手によってが望ましいだろう。そのまま息絶えるよりかは、相応しい死に様だと思う。弥勒未満としていい感じの最期だ。
ただ、赤紗は力尽きて気を失っただけか、本当に死んだのかが定かではないのが、心残り。
ヴァルコラキのロギアが国に連れて帰るというので、まだヴードゥーかヴァルコラキか何かの術で往かせようとするのだろうか?
友達思いで良い奴だ。



そしてここからが感動と悲しみに。
北斗達を埋めてから、少し散策するマキナとオーリの2人。
しかし、縁を通じてマキナの寿命はもう無いと知っているオーリ。「明日への生活」を話をして来るマキナ。お互い、もう彼女が行き続けていけない事を知っているからこそ話題なのだと思う。
「色々、後片付けが大変だけど、どこか遊びに行きたいね」
とか「オーリの友達の所に顔を出してみようよ」、
「目的を達成したから、墓参りをしたいな」
と、希望的な会話をしていたのだろう。笑顔で。
しかし、明日という言葉を聞くたびに、オーリは悲しくなる。もう彼女は生きられないから。
未練を成就し、屍姫としての責務を果たしたのだから。
滝のように涙を流すオーリにマキナの「優しいね」という言葉に彼女の想いがこもっている。
もうこれ以上共にいられない、別れを覚悟しても、止められない悲しさを伝えたときに、マキナの行動は胸を突く。
そして、彼女も正直に「まだ生きていたい」と願った。ささやかな願い。しかし叶わない願い。
「私の代わりに『明日』を生きてと」伝える事も苦しかっただろうと思う。
しかし、オーリはしっかり想いを伝えきられない状態で、苦しんでいたところ、『猫』が人生の選択肢を返したことで、「好きだ」と告白できた。マキナも今までの彼との交流で心を開き、「好き」と返す。
しかし、悲しい相思相愛。マキナは屍姫の寿命が尽きて笑顔で死亡する。幸せをかみしめて。
オーリが初めて「マキナ」と叫ぶあのシーンが忘れられない。


三ヶ月後に光言宗の体制が修繕されたが、他の守護達が還俗したりと規模が小さくなっている模様。何名かその後の事が描かれてないのが気になったが、立て直しに時間がかかるのだろう。

3ヶ月の間で色々宝具を作ったカガセオがよりショタになって性格も子どもになっているのが、「へ?」となるが(小型状態になるにつれて性格も子ども化するのか)、それはさておき、オーリのついてなさが復活してシーンにでる辺り、少し癒された。


しかし、オーリはもう長く生きることは出来ないと自覚していることが、怖さをかんじた。
もう、いろいろな力を持っているため、日常には戻れないから「休学届け」をだしたのだろう。
オーリは残り少ない寿命で、精神的に死への恐怖諸々を克服した後、マキナのとなりに逝って欲しいと願う。


屍姫は、悲しい戦いのなかで、最期の最期で想いが通じ合った悲しい恋物語だと思った。

1 件のコメント:

ボウづ さんのコメント...

屍姫は、声優にがっかり、全然違う合ってない声で、おばさん声で声優の人選おおはずれがっかりー、、